数学や物理をベースとした確かな専門知識と技術を培います。また、物事を深く理解するには実際にものに触れ、体験することが大切です。そのために本学科では多くの実験・実習科目を用意しています。
カリキュラムの特色
機械工学科は、本学科の教育目標を達成するため、「手厚いサポートのある基礎教育」(安心教育)、「充実した実験、実習、演習、ワークショップ」(実力教育)、さらに「幅広い専門科目と資格関連科目」(飛躍教育)の3段階で教育課程を編成し、実施しています。

カリキュラム一覧
機械工学は、他の分野に比べて、対象となる分野の範囲が幅広く、学生にとって全ての科目を完全に習得することは、大変なことと思います。しかしながら、企業が機械工学科の学生を採用するときに求めるものは、機械工学全般の知識を有し、それを活用できることと、採用後の適性範囲の広さです。したがって機械工学科の学生としては、できる限り多くの専門科目を幅広く履修する機会を用意しています。
| 分野 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 基礎教育 | 数学 | 微分積分学及び演習Ⅱ 線形代数学Ⅱ | 微分方程式Ⅰ 微分方程式Ⅱ フーリエ解析 複素解析学Ⅰ ベクトルおよびテンソル 確立・統計Ⅰ | 確立・統計Ⅱ 複素解析学Ⅱ 数値解析学 | |
| 基幹科目 | 専門知識 | ワークショップ ワークショップⅡ 工学力学Ⅰおよび演習 工学力学Ⅱおよび演習 | |||
| 材料 | 材料力学Ⅰおよび演習 材料力学 材料力学Ⅱ | 材料強度学 弾塑性学 | |||
| 加工 | 加工学基礎および演習 | 機械加工学 | |||
| 流体 | 流体の力学Ⅰおよび演習 粘性流体力学 | 流体機械 流体の力学Ⅱ | |||
| 熱 | 工業熱力学Ⅰおよび演習 工業熱力学Ⅱ | 伝熱工学 熱機関 | |||
| 振動・制御 | メカトロニクス概論 | 振動学および演習 | 制御工学Ⅰ 制御工学Ⅱ 計測工学 ロボット工学 応用振動学 | ||
| 設計 | 機械要素設計および演習 | 計算機援用設計 | |||
| その他 | 品質管理(自由科目) | ||||
| 課題探求 | 実験・実習 | 機械工学実験実習Ⅰ 機械工学実験実習Ⅱ | 機械工学総合演習Ⅰ | ||
| 設計・製図 | 機械設計製図Ⅰ 機械設計製図Ⅱ | 機械設計製図Ⅲ 3D-CAD ワークショップ | |||
| 卒業研究 | 卒業研究 | ||||
| その他 | インターシップ 機械工学総合演習Ⅱ | ||||
| 学部共通カリキュラム | |||||
授業の様子
ワークショップⅡ
各自が工夫を凝らしながら独創的な作品をつくり、最後に発表をしてその成果を競う形式で授業を進めます。例えば飛行体の制作では、各自が空気力学の原理を学んだうえで、独自のものを設計製作して滞空時間を競います。

機械設計製図Ⅰ・Ⅱ
CADによる立体形状生成や投影図の作成を通し、典型的な形状生成手順を学ぶとともに、機械製図の基礎となる投影法を理解します。「CAD利用技術者試験」を受験する学生も多数おり、合格率は、多い年で7割りを超える魅力的な授業です。

機械工学総合演習Ⅰ・Ⅱ
グループに分かれ、複数テーマの実験・実習を行うことで、機械技術者必要な実験法、計測法および実験解析法を習得します。さらに、各実験終了後には実験内容、実験結果およびそれらの考察をレポートにまとめることで、報告書の作成方法を習得します。

大学院について

機械工学専攻では、学部で培った基礎学力をベースに、より高度な専門知識と創造力を養う教育・研究を行っています。
学生は個別の研究テーマを通じて、未知の課題に対する論理的思考力と、それを解決するための実践的な技術力を磨きます。国内外の学会発表や企業との共同研究を通じて、社会の要請に応える革新的なシステムを創出できる、次世代のリーダーを育成します。
日本全体の大学院への進学率は、12.7%です。 (文部科学省「学校基本統計(令和7年度)」より)
その中でも、工学部は全体で30~40%、国立大学の場合はより高い進学率となっています。高度な技術者への社会的なニーズを背景に、この高い進学率は維持・微増の傾向にあります。
大手メーカーのR&D(研究開発)部門や設計・開発職の採用では、「修士課程修了以上」が実質的な条件となっていることも多く、専門職としてキャリアをスタートさせるための必須ステップとなっています。ぜひ、あなたの可能性を一つ上のステージへ引き上げ、次世代を牽引する存在へと飛躍してください。